皆様は「マイカー」はお持ちでしょうか?
「マイカー」は資産形成においてはかなりの「重り」になりがちですが、生活スタイル次第ではほぼ必須になってきます。
そういう私も田舎住まいのマイカー通勤です。
お金のかかるマイカーですが、せめて売却するときは高く売りたい……そこで候補にあがるのが一括査定サイトです。
その中でも話題になっている「MOTA」を筆者自身が利用して、実際にどういったものなのかを解説したいと思います。
この記事を読めば、
- 「MOTA」とななにか?
- 実際にどういった流れで車の査定が進むのか?
- 「MOTA」はおすすめできるか?
といったことがわかります。
マイカーの売却を検討されている方は参考にしていただければ幸いです。
「MOTA」とはどんなサイト?
いわゆる「自動車一括査定サイト」です。
「自動車一括査定サイト」とはネット上でマイカーの情報を入力することで、サイトに登録されている買取会社が大体の査定額を提示してきます。
そこから電話でやりとりして現車確認で正確な査定額が出る。というのが一般的な一括査定サイトです。
ですが、この電話連絡というのが曲者で、車の買取をしたい業者から一斉に電話がかかってきます。
利用者は何社とも現車確認の予定を組む必要があり、全ての業者と連絡を終える頃にはへとへとになってしまいます。
このやりとりの面倒くささから、一括査定サイトを利用しない方もいるかと思います。
この電話連絡を減らすよう工夫されているのが「MOTA」です。
なぜ電話連絡が少なくなるのか?
「MOTA」は査定額で買取業者に順位を付けます。
その査定額上位3社のみが顧客とやりとりする権利を持てる、という業者をふるいにかける機能があります。
その結果電話でのやりとりは3社のみに限られるので、利用者側の負担が少なくなる訳です。
査定上位3社にのみに絞るメリット
- 手間が減る。
- 査定額が高くなりやすい
まず3社としかやりとりする必要がないため、単純に手間は減ります。
そして査定額についてもメリットがあります。
買取業者側からみれば、査定額上位に入らなければ顧客との交渉権を得られないので、提示額も高くなりやすいです。
ちなみに3社にプラスして業者に申し込みたい場合は4位以下から任意で選ぶことができます。
査定上位3社にのみに絞るデメリット
- 高額での買取チャンスを逃す恐れ
- 悪質な業者による嘘の査定額
手間が減った分、高額での買取チャンスを逃す恐れがあります。
ただこれに関しては、もともと査定額上位3社とはやり取りする訳ですし、4位以下に気になる業者がいれば査定額を見て追加でやりとりすれば良いことなので、こちらの手間を少し増やせばほぼ回避できると思います。
もう一つは業者のモラルや業務姿勢の問題なのですが、顧客の個人情報を得るためにわざと高めの査定額を提示して現車確認時に最初の査定額より低い額を提示してくる悪質な業者がいるようです。
現車確認前の査定では「50~70万円」など「最低から最高」で提示されるのですが、この最低額を下回る査定を出すことは基本的に契約違反になります。(ちなみに最高を上回る分には問題ありません)
もしそういった査定をされた場合は遠慮なく買取を断るか、MOTA側に相談しましょう。
それとこういった業者は評価が低くついている場合が多いので、現車確認の前に業者の評価を確認しましょう。
実際に「MOTA」を利用してみた
今回私の愛車(1999年の旧車)が駆動系故障により修理が困難になったため、実際に「MOTA」で一括査定を試してみました!
余談ですが私の愛車は「トヨタ MR-S」という車です。ツーシーターのオープンカーですね。
中古で購入して長いこと乗っていましたが(15万kmほど)、修理のパーツも見つからずこのたび売却することになりました。
けっこう悲しかったですが、今回の趣旨は愛車談義ではないので本題に戻ります。
愛車情報入力のときは車検証と愛車の写真を用意しときましょう。情報を正確に細かく入力した方が査定額が高くなる可能性があります。
入力項目ですが、車査定サイトとしては特別多い方ではないです。車種、車体番号、年式、走行距離、装備、修復歴など一般的なことを入力します。

※実際の査定時の画面の切り取り
で、これが愛車の情報を入力してから1日後くらいに表示される査定額の画面です。
各社の査定額と順位を確認することができます。
私の場合は査定してくれたのは全部で5社でした。肝心な上位3社ですが、
- ガレージアール
- ネクステージ
- ジーアフター
の3社でした。どこも聞いたことのある業者だったため、安心感はありましたね。「MOTA」内の評価も高めでしたね。
電話でのやりとりについて
電話でのやりとりですが、各社の査定額が提示されて数分で「ネクステージ」さんから電話がありました。
電話内容としては、車を手放す時期、住所、現車確認の日取りなどを聞かれました。
そして電話終わって少しびっくりしたのが、着信履歴になぜか「ネクステージ」さんの電話番号が2つありました。

「ネクステージ」さんと電話中になぜ「ネクステージ」さんから電話があるのか?
と思いましたが、どうやら違う部署から電話が来ているみたいです。それだけ電話のスピードを重要視しているということでしょうか?
続けて、「ガレージアール」さん、「ジーアフター」さんと電話しましたが、内容的に同じようなものです。
少し気になったのは、最後「ジーアフター」さんと話していて「ネクステージさん達とはもう話されましたか?」と聞かれたことです。
どうやら業者側にも私が見ている画面は見えているっぽいですね。査定額まで見えているかはわかりませんが……
現車確認については当日でも可能みたいですが、私は後日にして3社まとめてみてもらうことにしました。
3社同時にした理由としては単純にその方が楽なのと、できれば3社で競って欲しかったからです。
現車確認当日
現車確認当日ですが、今回私の車は修理工場に預けていたため、そのまま工場で見てもらうことになりました。
3社ともほぼ時間通りに来てくれて、3社同時に現車確認をしてもらいました。
査定しながらスポーツカーの話とかで軽く盛り上がったのですが、査定額の話になると真面目モードに。

3社集まって査定する以上この場で、売却を決めて欲しいです。
という感じで少し詰められました。
言いたいことは業者さんも仕事なので理解できるんですが、

そこまで顧客に「圧」をかけんでも……
とちょっと思いました。印象悪くしちゃうと思うんですがどうなんでしょう?
こちらも自分が損をする選択をする必要はないので、売却に慎重になりがちです。
それで実際に査定してもらって元の査定通り20万円ぐらいが限界みたいでした。(自動車税の支払い時期だったのですが、自動車税は自腹で)
私はどうしたのかというと、結局売りませんでした。
なぜかというと、持ち込んでいた修理工場の社長さんから「20万円で買い取るよ」と直前に言われていたからです。
その20万円を集まってくれた業者さんは超えることができず、解散してもらいました。
わざわざ現車確認までしてもらって申し訳ないのですが、知り合いに買い取っていただけるなら一番安心できますし、金額も高いので迷う余地がありません。
査定業者さんに売却を決めれば、そのまま車の引き取りや支払い方法の話に進むのでしょうが、私はそれ以降は体験できませんでした。
これ以降はどちらにしても個別の業者と事前にやりとりすることになるので、業者や車の状態によって様々になると思います。ただし、支払い期限は「MOTA」側で決まりがあったはずです。
これで私の「MOTA」初利用は終了しました。
現車確認をまとめて行うことについて
メリット・デメリットあるので説明します。
メリット
- 単純に楽、査定の立ち合いが1回で終わる
- 業者同士が競ることで高い査定額が出る可能性がある
デメリット
- 手間が増える
- ゆっくり考えている時間がない
- 悪質な業者同士だと談合する可能性がある
とこんなところです。
デメリットも書きましたが、私は基本的にはまとめて現車確認の方がおすすめです。
まとめ
実際に「MOTA」を利用してみてですが、利用価値は十分にあると思います。
まあ、実際に売却していない私が言うと説得力がないのですが、とりあえず知り合いの修理工場などがいる場合は聞いてみましょう。一番高く買ってくれるかもしれません。
知り合いに車関係のツテがない場合は、「MOTA」が一番高く買ってくれる選択肢になる可能性は高いです。
査定だけなら無料ですし、売りたい場合はとりあえずやってみても良さそうというのが率直な感想です。
こちら↓中古車販売・買取の「BUDDICA」の代表さんが業者視点で「MOTA」の解説をされています。私達一般利用者とはまた違う視点なのでけっこう興味深いです。
それと「MOTA」利用時ですが、ポイントサイトを経由しましょう。こういうのです。↓

ポイントサイトについてはこちらをご参照ください。

何社ともやりとりするのが面倒くさすぎる!
という方には、一括査定サイトではなく「オークション形式」の「SellCa」や「楽天Car車買取」がおすすめです。


ポイントサイトのもらえるポイントはこちらの方が高めです。
オークション形式も面倒だという方は、あとは業者に単独で査定してもらう形ぐらいしかありませんが、査定額は高くなりにくいです。高く売りたい場合は相見積もりはほぼ必須です。
どういった売却方法を選ぶにしても自分自身が納得できるものを選びたいですよね。
今回はこの辺で閉めさせていただきます。読んでいただきありがとうございました!
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