今回は趣味の話です。
車に興味ないよって人にはあまり関心はないと思いますが、一応経済的な話もありますし車を所有してみたい方、スポーツカーを所有してみたい方の参考になる内容になっていますので、ぜひご覧ください。
「普通車と軽自動車を比較するのはナンセンス!」という意見もあるかと思いますが、私がメインで所有していた車がこの2台しかないのでご勘弁ください。
私の車遍歴
- ekワゴン(三菱)
- MR-S(トヨタ)
- Keiワークス(スズキ)今ここ!
この順番で乗ってきています。
ちなみに家族の車でたまに乗った車や仕事で乗ったことがある車を含めると、
自家用:サーフ、ランエボⅣ、フィットハイブリッド、エルフ、CR-V
仕事:キャリー、サンバー、ハイゼット、ミニキャブ、アクティ、クリッパー、キャンター、ダイナ、ボンゴ、キャラバン
こんなところです。
これからの比較はあくまで私の感想になってしまうので、こういう車に運転したことあるよーという参考までに。
ちなみに私が免許を取って初めて車は「ランエボⅣ」でした。
他に家にマニュアル車がなかったので、父からとりあえず乗ってみろという感じで乗らされましたが、

初めての車がランエボってマジ!?
という感じで正直ビビりながら運転していましたので、ターボもかけずにゆっくり運転していました。
その後、中古の「ekワゴン」を買ってもらい、通学などに使用していました。
走る楽しさはあまりないですが、4WDですし便利なやつでした。
そして初めて自分のお金で買った車が「MR-S」です。
中古で76万円だったと思います。このときの私は、

好きな車に乗りたい!スポーツカーに乗りたい!
という気持ちが先行していましたので、維持費とかあまり考えていませんでした。
その後、ミッションブローにより乗り換え先になったのが「Keiワークス」です。
他にも候補は色々とありましたが、「Keiワークス」に落ち着きました。なにより25万円と安かった。
私の車遍歴はこのぐらいにして次からは詳しく比較していきましょう。
MR-SとKeiワークスのカタログスペック
MR-Sのカタログスペック(前期モデル)
- 最高出力:140ps(103kW)/6400rpm
- 最大トルク:17.4kg・m(170.6N・m)/4400rpm
- エンジン:直列4気筒DOHC
- 総排気量:1794cc
- 過給機:なし
- 駆動形式:MR
- 使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
- 車両重量:970kg
- ボディタイプ:2ドアオープンカー
MR2の後継機として誕生したのが、2シーターオープンカーのMR-Sです。
MR2とは方向性が違ったため、割と酷評されました。
しかし、MRでオープンカーという貴重な車を200万円以下で販売したのは凄いことだと思います。現在では無理ですね。
Keiワークスのカタログスペック
- 最高出力:64ps(47kW)/6500rpm
- 最大トルク:10.8kg・m(106N・m)/3500rpm
- エンジン:水冷直列3気筒DOHC12バルブICターボ
- 総排気量:658cc
- 過給機:IC付きターボ
- 駆動形式:FF(4WDの設定もあり)
- 使用燃料:無鉛レギュラーガソリン
- 車両重量:780kg
- ボディタイプ:軽-RV系5ドア
RV系の軽自動車として誕生した「Kei」のスポーツモデルが「Keiワークス」です。
もともと「Kei」のスポーツモデルはありましたが、「アルトワークス」が現行モデルとしてなかったため「ワークス」の称号が与えられました。
「アルトワークス」より少し大人しめの味付けだったため、割と評判は悪かったですが、「ワークス」らしい装備で良い車だと思います。
走行性能(私の所感)
私が乗っていたMR-Sの変更箇所(チューニング)
純正と違う箇所を参考までに(もちろん車検対応)
- 減衰力調整付き車高調(ラルグス製?)
- 社外マフラー
- 剥き出しエアクリ
- メーカーオプションLSD
- メーカーオプションハードトップ
- GTウィング

目立つのでけっこうおじさまに話しかけられます。
MR-Sの走行性能
- 1トンを切る車重に軽快な走り
- MRに2シーターオープンカーという特別感
- 剛性は貧弱
- ハンドルがわだちに取られがち(車高調のせいかも?)
- 常用域は1500~3000回転程度
絶対的なパワーはないですが、走っていて楽しい車です。
1トンを切る重量に1800ccのエンジンで軽快に走れます。
MRなので0発進も速いです。
NAなので全域でトルクフルで走りやすいです。ただ高回転まで回してもパワーが出るわけではありません。
ノーズが軽いためフロントがスイスイ入ります。
ただスピードが出るとフロントの接地感がなく、慣れないと違和感があり怖いです。安全運転しましょう。
ABSはちょっとおバカさんです。路面ギャップなどに気をつけましょう。ブレーキ自体は良く効きます。
MRなので、自分の背中側からエンジン音が聞こえ低い着座位置も相まって特別感が味わえます。
総評としてはスペック以上に楽しい車です。パワーがないことで酷評されていましたが、十分良い車です。手頃なスポーツカーが欲しい方にはオススメできます。
サーキットで走る場合
単純に速さはノーマルを基準にする場合、コースにもよりますが、
AE86、ロードスター(NA,NB)よりは速く、
シビックタイプR(EK9)、86(ZN6)辺りと同程度、
GR86や国産ハイパワー車よりは遅い、という印象。(※筆者の体感であり、条件により異なります)
低い馬力の割に十分通用する車かと思います。MR、軽量という点はやはり有利です。
(筆者がMR-Sでサーキットを走ったのは一回だけなので参考までに)
私が乗っていたKeiワークスの変更箇所(チューニング)
- スズキスポーツ製サスペンション
- スズキスポーツ製マフラー
- 剥き出しエアクリ
- 社外ブローオフバルブ
- ブースト計
- MOMO製ステアリング

Keiワークスの走行性能
- ターボ付きで街乗りに十分な走行性能
- 積載性能はかなりある
- 剛性は軽としては十分ある印象
- エアコンを使うと明らかにパワーダウン(軽なので仕方ないが)
- 常用域は2000~3500回転程度(2500回転以下の加速はかったるいです)
軽自動車なので、軽自動車なりですが街乗りには十分な性能です。
780kgと軽い重量で軽快に走れます。
NAとは違いターボ付きなので過給音が楽しい。
軽としては十分な剛性を感じられ80kmぐらいなら不安感なく乗れます。
ただ当たり前ですが、普通車のスポーツカーと比べれば遅く刺激は控えめ。(比べるものでもないですけど)
ブレーキは軽なのに4輪ディスクで良く効きます。
総評としては、走りも軽快で荷物も積める日常の足に丁度良い軽自動車。
快適装備
お次は社内空間などの快適装備についてです。
日常使いにおいて快適装備の影響は多いです。
MR-S
- 社内空間が狭いためエアコンは良く効く
- 私の使用範囲ではオーディオに不満はなし
- シートはホールド性能が高いとは言えない
- 積載性能はほぼなし(一応座席の後ろに収納スペースあり)
- オープンカーにできる
1人で使う分には特に不満はないですが、2人乗るとなると荷物の置き場に困りがちです。
2人で泊りの旅行は厳しいでしょう。
正直1人乗りと割り切るのがオススメです。それなら日常使いも問題ありません。
Keiワークス
- エアコンの効きはそれなり
- 初期はオーディオの音がショボかった(ディスプレイオーディオの導入でかなり改善)
- レカロシートで疲れにくい、セミバケットで十分なホールド性能
- 後部座席はさすがに少し狭い
- 後部座席を倒せばかなりの荷室空間を確保できる
2人で使う分には特に不満なく使えると思えます。
しかし、後部座席は狭く長距離移動は疲れるでしょう。
2人までならレカロシートですし快適に移動できると思います。車中泊もなんとかなりそうです。


↑後部座席を倒した時の荷室空間
経済性(維持費)
MR-S
- 自動車税:45,400円(15%増)
- 重量税:22,800円(40%像)
- 燃費:13km/リットル(私の実測値)
古い車のため税金が割り増しされます。
ただ重量は1トン切りのため重量税は控えめ。
スポーツカーなのにレギュラーなので燃費も良好(スポーツカーの中では)
私の場合の維持費は年間22万円ほど(税金、保険、車検、ガソリン代込み)
Keiワークス
- 軽自動車税:12,900円(割増)
- 重量税:8,800円(割増)
- 燃費:18km/リットル(私の実測値)
古い車のため税金が割り増しされます。
軽自動車なので税金は安いです。
燃費も結構良いです。(最新の軽自動車と比べると悪いですが)
私の場合の維持費は年間13万円ほど(税金、保険、車検、ガソリン代込み)
総評(各分野10点満点で私の主観で判断)
MR-S
- 走行性能:7点
- 楽しさ:8点
- 快適装備:6点
- 積載性能:3点
- 経済性:5点
- 本体価格:150万円前後(2025年時点)
スポーツカーとしては経済的でオープンでスペシャリティ感もあり、楽しい車です。
気になっている方にはお勧めしたいですが、20年程度前の車になります。
壊れやすい車ではないですが、直しながら乗る覚悟は必要です。(私が手放した個体の走行距離は21万km以上)
お値段も徐々に上がってきていますので、乗りたい方はお早めに決断したいです。
Keiワークス
- 走行性能:5点
- 楽しさ:6点
- 快適装備:5点
- 積載性能:7点
- 経済性:8点
- 本体価格:70万円前後(2025年時点)
全体的にバランスが取れていて、楽しさもあり便利でもある良い車です。
こちらも20年近く前の車なので、直しながら乗る覚悟は必要です。
軽自動車のスポーツタイプは現行ではほとんどないため、中古車が選択肢になりがちです。
その中では比較的リーズナブルで買えるので、気になっている方にはオススメ。
比較対象になりそうなのは、アルトワークスですがだいぶ高いです。
あとエンジンの「K6A」はオイルを食いやすいエンジンです。私の個体もオイル食っています。(過走行なので仕方がないけれど)
まとめ
車が金食い虫であることは事実ですが、趣味で乗るなら乗りたい車に乗りたいですよね。
正直に言って、「MR-S」も「Keiワークス」も人気のある車ではありません。
しかし乗っている本人が満足できるなら問題ないと思います。
今回の2台はちゃんと楽しさのある車です。あとは個人の趣味の問題なので、自分の目的に合った車を購入しましょう。
それでは今回はこの辺で、読んでいただきありがとうございました!
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