「楽天証券」のことは皆さまご存じでしょうか?
日本投資家の間では今や知らない人のいないといっても過言になった大手ネット証券です。
投資をしたいけれど、どこで始めればいいかわからない方や、なんとなく「楽天証券」を使っているけれど何がお得なのかよく知らない方に向けた記事になっておりますので、この記事を読んでより良く「楽天証券」を使っていただけると幸いです。
【この記事でわかること】
- 楽天証券のメリット
- 楽天証券のデメリット
- 楽天証券で口座を開設する際のお得ポイント
楽天証券のメリット
- オリジナルの優秀な投資信託
- クレカ積立のポイント還元
- 日本株の取引き手数料が無料
- 円↔米ドルの為替取引手数料が無料
- 楽天銀行と連携が可能
- 楽天ポイントでの購入も可能
順番に解説します。
オリジナルの優秀な投資信託
楽天証券では楽天証券でしか買えない優秀な投資信託があります。
特に優秀なのが「楽天・プラスシリーズ」です。
「楽天・プラスシリーズ」のラインナップは、(2025年9月時点)
- 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド(0.0561%)
- 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド(0.077%)
- 楽天・プラス・先進国株式(除く日本)インデックス・ファンド(0.088%)
- 楽天・プラス・日経225インデックス・ファンド(0.132%)
- 楽天・プラス・NASDAQ-100インデックス・ファンド(0.198%)
- 楽天・プラス・SOXインデックス・ファンド(0.176%)
()内は管理費用(信託報酬)
とかなり魅力的なラインナップになっています。
管理費用(信託報酬)も現時点でトップクラスに安いです。
しかも保有でポイントももらえます!
楽天証券でオルカンやS&P500に投資する場合はプラスシリーズでまず問題ないでしょう。
オルカンやS&P500については↓をご覧ください。
クレカ積立のポイント還元
投資信託をクレカ積立で投資する場合、楽天カードならポイントがもらえます。
ポイント還元率は、(2025年9月時点)
- 楽天カード:0.5%
- 楽天ゴールドカード:0.75%
- 楽天プレミアムカード:1%
- 楽天ブラックカード:2%
クレカ積立をメインで考えるのなら、ノーマルカードかゴールドカードが選択肢になります。(プレミアムカードは年会費11,000円と高いため)
毎月10万円投資する場合、ゴールドカードは年間9,000ポイントがもらえ、年会費2,200円を十分ペイできます。(9000-2200=6800ポイント)
ノーマルカードでは、年間6,000ポイントにとどまるのでお得さでいえばゴールドカードがおすすめです。


日本株の取引き手数料が無料
楽天証券には「ゼロコース」というものがあり、これを選択することで日本株の手数料が無料になります。
投資信託しか買わない場合は関係ありませんが、

日本の個別株買いたい! 高配当株で不労所得!
という方には向いていますね。
円↔米ドルの為替取引手数料が無料
米国株や外貨建てMMFに投資する場合、円を米ドルに替える必要があります。
この為替取引で手数料を取られる証券会社も多いですが、楽天証券では無料となります。
これは地味に助かります。これも投資信託だけ買う場合は関係ないですが。
米国ETFには優秀なものも多いので、

米国高配当ETFで不労所得を得たい!
という人にはありがたいですね。
楽天銀行と連携が可能(マネーブリッジ)
楽天証券と楽天銀行はマネーブリッジという連携機能が使えます。
マネーブリッジをすると、
- 証券と銀行間のお金の自動入出金
- 楽天銀行の金利アップ(0.22%~0.28%)
などの優遇を受けられます。
証券と銀行間の自動入出金は、証券口座にお金を置いとく必要がほぼなくなるので、待機資金は銀行の金利を受けられます。
楽天金利の普通金利は通常が0.2%ですが、マネーブリッジをすることで300万円以下の預金は0.28%に上昇します。(300万円を超えた分は0.22%)
楽天証券の口座を持つなら、楽天銀行も一緒に開設しておくと便利です。

楽天証券のデメリット
- お得な点は大体「SBI証券」と同じ
- 投資信託の保有でもらえるポイントは「楽天・プラスシリーズ」のみ
- クレカ積立でもらえるポイントはライバルと比べると少し微妙かも
- ポイント制度の改悪を繰り返していたので少し不安
順番に解説します。
お得な点は大体「SBI証券」と同じ
「楽天証券」と人気を二分するネット証券「SBI証券」ですが、「楽天証券」のメリットは「SBI証券」にも大体当てはまります。
そのため、どちらの証券口座を選んでも大差はありません。正直好みで選んで良いレベルです。
私自身はNISAは「SBI証券」ですが、iDeCoは「楽天証券」で行っています。
「SBI証券」に関してはこちら↓で解説しています。
投資信託の保有でもらえるポイントは「楽天・プラスシリーズ」のみ
大手ネット証券では投資信託保有でポイントがもらえる場合が多いです。
しかし、楽天証券では「楽天・プラスシリーズ」しかポイントがもらえません。
昔はもらえていたので残念です。
クレカ積立でもらえるポイントはライバルと比べると少し微妙かも
「SBI証券」はゴールドカードの利用で、年間最大12,000ポイントがもらえます。
しかも「三井住友NLゴールドカード」は年間100万円の利用で年会費5,500円を永年無料にできるため、年間100万円を使う方にとっては楽天証券よりお得になります。(ポイント取得に条件あり)
このようにライバルに比べると見劣りする部分もあります。
ポイント制度の改悪を繰り返していたので少し不安
楽天証券は新NISAがはじまるタイミングでポイント還元制度の改悪をいくつか行ったため、新NISAでの口座の獲得に苦戦しました。
このときのことを知っているユーザーからは若干不信感を抱かせてしまっています。
例としては、投資信託保有ポイントの廃止、クレカ積立ポイントの改悪などです。
だいぶ不評だったためか、今の良いバランスの状態に落ち着きましたが、いつまた変わるかはわかりません。(これは他の証券口座にもいえることですが)
楽天証券の口座を開設するのなら、「ポイントサイト」を使おう

メリット、デメリットを判断した結果、私は楽天証券で口座をつくります!
という方は、さっそく公式サイトで口座を作成!……ではなく「ポイントサイト」を経由しましょう。
ポイントサイトを「ハピタス」を経由することでかなりのポイントをもらえます。
通常でも10,000ポイント前後、多いときなら18,000ポイント前後も狙えます。
公式から開設してしまうともらえないポイントですので、もらえるものはもらっておきましょう!

「ハピタス」についてはこちら↓でご確認ください。
まとめ
- 楽天証券は全ての項目がバランスよくまとまった優秀なネット証券
- ただ、もしかしたらポイント制度の改悪はあるかも?
- 開設するときは「ハピタス」を使ってポイントゲット!
という感じでしょうか。
現在、証券口座を開設する場合、窓口があるタイプの証券口座を作るメリットはほとんどありません。
実際に人と話せた方が安心するという方もいると思いますが、人と話せるということは「営業をうける」ということです。
窓口がある場合、人件費がかかるためどうしても各種コストがかかり、企業側もそのコストを稼ぐために頑張ります。
そのコストは、割高な商品(ネット証券に比べて)を売ることで稼いでいます。
その割高な商品を買わないためにも、このサイトでは一貫して「ネット証券」を勧めています。
「ネット証券」なら営業を受ける可能性はほとんどありません。少なくとも私は証券会社から、電話を受けたことは一度もありません。
「楽天証券」は優秀なネット証券です。
これからの時代、「富の倉庫」は銀行から証券へ移り変わっていきます。
これからの資産形成のために、証券口座の開設を検討してみてください。

※私の2025年9月時点での楽天証券の管理画面

投資やNISAとかよくわからないよ!
という方は、こちら↓の記事をご参照ください。
あと大事なことですが、投資をする場合自身のリスク許容度を超えないように注意しましょう。投資はどこまでいっても自己責任です。自分の資産を守れるのは自分だけです。
それでは今回はこの辺で。読んでいただきありがとうございました!
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