「貯蓄率」という言葉をご存じでしょうか?
資産形成においてもっとも重要なのは、いくら節約するでもなく、いくら稼ぐでもなく、「貯蓄率」が何%なのかが重要です。
そこで今回は「貯蓄率」について解説します。
資産形成を早く進めたい方、FIREを目指している方の参考になる内容になっていますので、ぜひご覧ください。
【この記事で分かること】
- 貯蓄率とは?
- 貯蓄率の重要性
- 貯蓄率の高め方
- 貯蓄率を高めるデメリット
貯蓄率とは?
収入の内、どのぐらいの割合を貯蓄しているか?が貯蓄率になります。
計算式でいえば、貯蓄額÷手取り×100です。貯蓄額は、手取り-出費で計算できます。
例えば、私の場合は手取り月16万円。毎月の出費は7万円程度ですので、貯蓄額は毎月9万円程度になります。
これを式に当てはめると、9÷16×100=56.25になります。つまり私の貯蓄率は56.25%ということです。
ボーナスなどある方はボーナス込みの年間可処分所得で計算すれば出ます。私の場合は、残念ながらボーナスは完全に0なのでひと月の計算で出せてしまいます。簡単で助かりますね。全然良くないですけれど。
貯蓄率の平均値は大体10~20%程度です。
20%以上なら優秀と言われるレベルですので、一人暮らしで50%以上はけっこう異常な数字です。
私のように極端な数値をわざわざおすすめはしませんが、資産形成やFIREをしたいとなると貯蓄率は最重要です。

なぜ貯蓄率は最重要なのか?
- 資産形成スピードに直結する数字だから
- 生活にどれだけ無駄がないかのバロメーターになるから
以上の2点が主な理由です。
資産形成スピードに直結する貯蓄率
貯蓄率が高ければ高いほど、資産形成スピードは当然ながら早くなります。
資産形成スピードでいったら、貯蓄”額”も大事で資産額に直結します。
ただ、FIREなどを考えると”額”より”率”の方が重要です。理由については後述します。
生活にどれだけ無駄がないかのバロメーターになる
貯蓄率は、稼ぎに対してどれだけ余裕をもって暮らせているかのバロメーターになります。
貯蓄率が高ければ高いほど、暮らしに対して金銭的な余裕がある状態になります。
生活の質を度外視すれば、貯蓄率で経済的な余裕がわかります。
FIREするためには最重要な貯蓄率
FIREするためにもっとも重要なのは、稼ぎでも貯蓄額でもなく貯蓄率です。理由としては、
- 貯蓄率で何年でFIREできるか大体わかる
- 貯蓄率が高ければ高いほど、FIREに辿り着くスピードが速い
例で解説しますと、
仮に手取りを年間300万円、出費を年間150万円の貯蓄率50%で考えます。
この場合の、FIREの基準となる資産額の「年間出費×25倍の資産」に到達するスピードを計算してみましょう。
まず、「年間出費×25倍の資産」は150万円×25で3,750万円です。
年間150万円ずつ貯蓄できますので、3,750万円に到達する年数は3,750万円÷150万円で25年ということがわかります。
社会人になってからすぐにスタートすれば50歳ぐらいで達成できそうですね。
ここで出費を250万円、貯蓄率を16.6%の一般的な数値にしてみましょう。
その場合、「年間出費×25倍の資産」は250万円×25で6,250万円に跳ね上がり、到達に必要な年数も、6,250÷50で125年と事実上不可能な年数になってしまいます。
これが貯蓄率が最重要と言われる理由です。
ちなみに年利5%で運用した場合は、貯蓄率50%で年間150万円投資した場合は、17年で3,940万円になります。社会人になってすぐに資産形成を始めれば40歳ぐらいでFIREも視野に入ってきます。
貯蓄率16.6%の年間50万円の場合は、41年で6,500万円ほどになる計算です。社会人になり、すぐにスタートしても、60歳を超えるのでほぼ老後の年齢です。それでも年数を約1/3にまで縮める年利5%の威力はすごいですね。
仮に150万円を41年間毎年積み立てた場合は、約1億9,600万円になります。複利の力すごい。

貯蓄率を高めるためには
貯蓄率は、貯蓄額÷手取り×100の計算で出ますので、単純な話になりますが以下の2通りでしか、貯蓄率は高くできません。
- 出費を減らす
- 稼ぎを増やす
この2点しかないため、資産形成のいつものパターンである、節約し稼ぎを増やす、しか貯蓄率を高める方法はありません。
節約は、固定費の削減は必ず行いましょう。家計の把握は必須です。
各種、節約の記事をご覧ください。
稼ぎを増やすに関しては、私が教えて欲しいぐらいですが、現在勤めている会社の給与に不満があるのなら転職がもっとも手っ取り早いです。
出費を減らす節約は、行動に移ればすぐに効果が出ますが、稼ぐことに関しては労力に対してなかなか成果が出ないので難しいところです。
なので、家計の見直しから始め、出費を十分に抑えられたら「稼ぐ」ことに注力しましょう。
貯蓄率を高めるデメリット
- 現在を犠牲にしがち
貯蓄率を生活を切り詰めれば切り詰めるだけ、高めることができます。
そのため「早くFIREしたい」と考えると、現在を犠牲にして貯めることばかり先行してしまいます。
個人的には、若いうちの2、3年程度集中して貯めてみたり、本人が無理なく貯められるのなら問題ないと思いますが、人それぞれ幸福の感じ方は違うので、どれぐらい貯蓄するかはよく考える必要があります。
私は、無理なく節約できるタイプの人間ですので、月7万円の生活費でも割と楽しく暮らせますが、月7万円の生活は一般的には「外れ値」でしょう。万人にオススメはできません。
まとめ
- 資産形成で大事なのは貯蓄率
- 貯蓄率が高いほど、早くFIREできる
- 貯蓄率に囚われすぎないように注意
資産形成は結局、出費を減らして稼ぎを増やすのが正攻法です。
文字で書くと簡単ですが、実際に数年、数十年続けるとなるとこれが難しい。
長期の資産形成となれば、投資もほぼ必須です。
投資のリスクを取りたくない場合は、投資をしない選択肢もありますが、資産形成スピードは遅くなる可能性が高いです。
それでも十分な稼ぎがある方なら、それも可能でしょうが、私のような庶民は投資なしでの資産形成は時間が掛かりすぎます。
そのため、必要なリスクは必要なだけ、自分のリスク許容度の範囲内で取る必要が出てきます。
なので、現在の私は生活防衛資金の200万円以外は全額投資です。
会社員をやめたら、現金を増やすと思いますが、社畜の間はこれでいきます。
サイドFIREしたいので、リスクは取っていきます。
私のように投資をしたい方は↓の記事も参考にしてください。
それでは今回はこの辺で。読んでいただきありがとうございました!
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